北海道価値創造パートナーシップ

タイトル・活動の紹介

2017/03/31

地域資源の活用と観光地域づくり

【NPO法人森のこだま 代表理事 上野 真司氏】

地域資源の活用と観光地域づくり写真01 NPO法人森のこだまの代表理事を務める上野氏は、津別峠から眺める屈斜路湖カルデラに広がる美しい雲海は北海道の地域資源だと感じ、これを発信するための活動を行っています。
津別峠で特に美しい雲海を見られる可能性が高いのが、早朝3時30分から8時前の日の出の時間帯です。眼下に広がる雲海と日の出の素晴らしい景色を見ることができます。しかしながら、町が管理する津別峠展望台の開館時間は朝9時からとなっており、そこに大きなミスマッチが発生していたと上野氏は話します。
平日や日中の時間には訪れる観光客も少なく、地域住民の利用がほとんど無いこの展望台を維持していくためには、展望台利用者が地域にお金を落とす仕組みを創れないかと上野氏は考えました。そうして生まれたのが、観光客を対象とした早朝の体験プログラムを組み込んだ「津別雲海ツアー」です。
観光が成立するには、観光資源を商品化するためのブランディングを行い、お客さまに販売をし、観光地がお客さまを受け入れるというステップが必要となります。以前は、このステップの大部分を大手旅行会社が行っていましたが、これからの時代は観光客を受入れる地域でもコントロールしていく必要があります。
地域資源の活用と観光地域づくり写真02 観光に地域の資源を利用していけば、その資源は消費され老朽化し枯渇していきます。観光を持続可能なものとするためには、地域資源への再投資が必要となります。そこで、「津別雲海ツアー」ではツアー料金の一部を資源への再投資(展望台の維持管理)に回すように取組みを進めています。それにより資源の魅力の維持・向上につながり、更に観光客が増加していくというプラスのスパイラルを生み出すことが可能になると上野氏は考えています。


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